2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

追記

しばしば、パンをイエスの体、ワインをイエスの血とする喩えは、食人風習と比較されたりしてきました。そういうものではないでしょう、下種の勘ぐりでしょうと私なんかは思います。 一方、ユダヤの風習として、血を食することは絶対的な律法上の禁忌であるこ…

以上書いたことは

以上書いたことのうち、戦争に関する嫌悪の表明以外、聖書の分析の部分は私のオリジナルの分析ではありません。このところいろいろと聖書学や歴史学に触れる機会があり、そこから学んだことです。きっちり聖書を読むと出てくる矛盾は誰しも気がつくことが出…

まごころ

まごころを示す人、痛みがわかり人に痛みを与えない人、ともに幸せになろうと努める人、こういった人々だけが本当の信念の持ち主です。そういった信念は真理からもたらせられます。ありとあらゆる頑迷な迷信を捨てましょう。たとえば、クリスチャンならば、…

聖書は一字一句間違いないのだ

聖書が一字一句間違いないのだというゴリゴリに固い信仰を持つキリスト教徒がいらっしゃいます。そうでない信徒もおおぜいいらっしゃいます。聖書が一字一句間違いないのだという意見の主要たる勢力は今、アメリカにいる根本主義者達です。原理主義と言わな…

たいへんなこと

聖木曜日はミサの原型でもあります。ミサは、イエスのパンとワインを頂く日なのです。マルコ・マタイ・ルカの各福音書では、最後の晩餐において、パンをイエスの肉体であるとし、ワインをイエスの血であるとし、これを頂くことで永遠の生命にあずかることに…

迷信

やはり、金曜日に磔刑というセンはどうあってもないことになります。イエスは木曜午後三時にいったん絶命しています。ですから聖木曜日として祝ってはいけません。イエスが最後の晩餐をしたのは水曜の夕方が過ぎた直後の晩餐だからです。現代人が現代の感覚…

素晴らしい回答

あぜんとすることがあります。これが回答なのでしょう。実に素晴らしい。 実は現代の聖書・福音書の前にはギリシャ語のマタイ福音書がありました。このギリシャ語版のマタイ福音書において、イエス磔刑後の「安息日」が複数形で書かれているのです。これが回…

マルコ・マタイ・ルカの3福音書を普通に読むと?

ところが。イエスの復活について記してある聖書の大事な部分、マルコ福音書、マタイ福音書、ルカ福音書を精読すると、イエスの復活は2日後なんですよ。ええええええとか思うクリスチャンがいたとしたらもう一回福音書を読んでいただきたいです。要するに勘…

イエスは三日後に復活した

Googleで検索語として「三日後」「復活」とし、検索すると日本語サイトでもけっこうな数のキリスト教関連のマジメなサイトがひっかかります。まぁアレですね。旧約新約の聖書に関連して三日後というのは重要なキーワードなんでして。 たとえばイエスがこうい…

聖木曜日の謎

ゴルゴ13という架空のスナイパーがいます。不吉な奴だぜ?というネーミングです。「13日の金曜日恐怖症(paraskavedekatriaphobia)」に悩む人が全米だけでおよそ1700万〜2100万人はいると推測されています。イエス・キリストが13日の金曜日にゴルゴダの丘で磔…