ひたいムズムズ

ひたいムズムズ遊び

小学校低学年の頃に、クラスで珍しい遊びがはやりました。ひたいムズムズ遊びです。まず勝負をする2人が対面します。審判が 1人います。(もしくは周囲の多数のクラスメートも審判です。)ジャンケンで先攻後攻を決めます。審判が 10 数える間に守る方は目をつぶります。薄目はいけませんし、ギュッと目をつぶるのもいけません、攻める方は、 1:守る方のひたいの先っちょ 3センチふらいのところに人差し指をもっていって指をグリグリ動かす。もしくは 2:指をまったくもっていかずに「気をつけ」の姿勢を取ります。審判が 10 数えている間、攻める方と周囲の者は、「ぐりぐりするだろうぐりぐり。むずむずするだろうむずむず。」などと言い立てたり囃し立てたりします。 10 数え終わった後、守る方は、今しがたひたいの先っちょで実際に指がうごめいていたかどうかを答えます。当たればよし、当たらなければだめ、単純です。なお、攻守交替して両者が共に当てたり共に外れたりした場合にはイーブンですので、この遊びは延長戦になります。

この遊び、結構私は強かったのですよ(自慢げに言う)。かなりの確率で実際にひたいがムズムズしていましたので。博打の才能があったわけではありません。麻雀は適度に強いですが、手牌やツモや他人の捨て牌による考察よりも、むしろ心理戦を重視しているからであって、博才は…ないです。

まぁ子どもの遊びですからなんてことはないのですけれども。実は似たような体験をしている人を本日、検索エンジンでみつけました。

みなさんは「ひたい」がムズムズする時ってありませんか?正確には眉間のちょい上あたりが、やたらムズムズする時。僕はたま〜にあるんです。実は今日も夕方ぐらいからそれが来ました。

これは前々から思ってたんですけど、たまにしかないのですぐ忘れてしまうんです。眉間のちょい上辺りの神経がやたら過敏になる。指を近づけると、どんどんムズムズしたり。何なんでしょう?なぜここの部分だけ、たまにムズムズするのか?僕は勝手に、体と精神的なもののコンディションが最高の時になるのかなと思ってるんですが、わかりません。

私のひたいムズムズの一例

私もたまにひたいムズムズなのです。例えば日経サイエンス誌でページをめくった瞬間に見開きで水星の大写しの画像が目に飛び込んで来た瞬間にかなり強烈なひたいムズムズがやってきたことがあります。非常に強い感覚でして驚きました。いったい何故そうなるのか、サッパリわかりませんでしたので一週間ぐらい置いておいてもう一回、日経サイエンスの水星画像で試したところ、全く同じでした。(涙&苦笑)

水星の画像は見たところ月の画像と同じ色調でしかもクレーターでアバタづらでしたし、対照実験で月の大写しの画像も見てみましたがこちらはなんともなしです。なんとも不思議なことがあるものだと。

一応働き先としては、アインシュタインフリークな私、若気の至りにて充分な能力もないのに恥ずかしながら科学畑を目指していましたので、とてもとても、いかにも怪しげなオカルト方面には考えがおよびませんでした。今でも何故こんな事がと、不可思議でなりません。

† Kyrie eleison †-キリエ・エレイソン-主よ憐れみたまえ

夢見

先日この日記でちょっとだけ書きました、夢の中でイエスに出会ったお話を。想定読者代表のtamoさん、マジに書きますよ〜これから。

私はいわゆる明晰夢を見ません。つまり夢の中で願望に従って夢をコントロールできるほど器用ではありません。また、これとは違う文脈なのですけれど、視覚情報として明晰な夢を見ることもほとんど無いのです。ぼんやりとした視覚情報とハッキリとした聴覚情報、そして若干の触覚情報(筋肉の存在感やら痛覚やらあるいは重力感覚等)が主体の、あいまいな夢見が圧倒的に多いです。他に表現のしようもないのですが、視覚情報がぼんやりしているのは、例えば眼鏡をはずして良く見えない、ピントが合わない、というのとは全く異なるものです。(余談ですが睡眠導入剤を服用すれば視覚情報がハッキリクッキリとした夢見になるのですが因果関係がよくわかりません。無理やり眠るので脳の視覚情報を処理する野が、レム睡眠時に活発になっているのでしょうか。)

キリエ・エレイソン - 主よ憐れみたまえ

私は絶望的なまでに苦しんでいました。目前に私を救ってくださるはずのイエス様がいますのに、救いがもたらされる気持ちにはなれませんでした。私は、ただただ、ひれふして、キリエ・エレイソンとつぶやくのみでした。お願いです。お願いです。どうか心の貧しき私をお救い下さい、憐れんで下さい。キリエ・エレイソン。(=主よ憐れみたまえ、のギリシア語)

熱心に祈るばかりでした。ふと気がつくと、地面に頭(こうべ)を垂れた私の視界に真っ白な衣がひらひらと映りました。ちょっとだけ頭を上げました。目にはぼんやりと衣がゆらゆらしているのみです。陽光でその衣は透けて見えています。

エス様?イエス様なのでしょうか?私めに近づいて下さったのでしょうか。どうか、私めに、み言葉をおかけください、イエス様。

ですがイエス様のお声は私には届きません。周囲の、私にはわからない言語の喧騒ばかりがハッキリと聞こえるのみです。

すると、私の頭に手が置かれました。いえ、私の頭を包み込むような。

その瞬間、私の全身は総毛立ちました。カラダのナイブを駆け巡るナニカが強烈に。

信仰心に欠けているせいでしょうか。私にはその感覚がとても怖かったのです。これは本当に救済なのかと。イエス様は何もおっしゃいません。感じなさいと無言でおっしゃっているような気が致しました。

すると平伏(ひれふ)している私の足元から強烈な火のような熱がジワリと伝わってきました。我が罪を燃やし尽くすような、それでいて激しい怒りの火ではなく。あぁ。キリエ・エレイソン。どうか私が救われますように。主よ、恐ろしい思いをしている私をお許し下さい。信仰心になお欠けている心の貧しき私をどうかお許し下さい。イエス様に感謝致します。主に感謝致します。

目覚め::午前4時17分

あまりの激しい感覚で目が覚めてしまいました。少々ぼんやりとしていて何が起きているのかわかりませんでした。自分が夢を見ていた事すらよくわかっていなかったのです。それでもようやく時計を見ました。午前4時17分。

感覚はまだ続いていました。ふと我に返れば、例のひたいムズムズ感が、頭全体に発生しているのでした。これほどのムズムズは生涯初でした。また、久々でした。どうなっているのだろうかと、わけがわかりません。落ち着くために明かりをつけ深呼吸を繰り返しました。寝汗がたくさん出ていました。

やっと落ち着いたところで思考が戻り発見したことがあるのです。温度強にセットしたままの電気毛布が足元に巻きついていました。あぁ、これが…大地からの、原罪を焼き尽くす熱源であったのかと。かなりガッカリしたことは否めません。せめて夢の中ぐらい…救われたかったのにと。よしんば救いがかなわなければ、せめて、イエス様の御顔を拝見したかったなぁと。本当に残念なことでした。夢の中では視覚情報を充分に取り込めない私の脳ですので、いたしかたがありません。

…という夢と目覚めだったのです。すんでのところで私はキリスト教に回心する機会を失いました。(tamoさん、私の残念な気持ちを、おわかり頂けますでしょうか。)

この項は終わりです。続きはありません。最後にひとこと。人間は夢の中で大変に驚くことがありますが、いったい何故なのでしょうか。自分の脳が自分の脳を驚かせているのです。観察していると、犬や猫でも夢の中で驚いているようです。生物進化の過程でこのようなバグが取りきれていないこと、ありかもしれませんが、やはり不思議でしょうがないことではあります。以上、駄文を失礼致しました。