晩年のアインシュタインが考えていたウラシマ効果の逆理

ウラシマ効果、もしくは双子のパラドックスという名前で知られる例の逆理なのですけれど。「特殊相対性理論は間違っている」などとおっしゃる人たちの中ではよく取り上げられる題材ですね。

相対性理論を全然理解しようとせずに相対論=偽、といった自説(SF?耄説?)を唱えるアマチュアの方々や、一部には物理で教鞭に立つことがある人、がいらっしゃいます。いえね、相対性理論を理解しつつその理論を併呑するより大きな理論を建設していてそこから相対性理論が導出されるような、そういう試みならば良いのですが、ただ単に相対論は「かくかくしかじか」で間違っているとおっしゃる人(実は理解していないだけの人)のなんと多いことか。そういう人たちは古典電磁気学古典力学からまず学ぶべきだと思います。そして両者が同じ宇宙に関する理論であるとは思えないほど水と油のように相性が悪いことを知るべきでしょう。19世紀の終わりにこの相性の悪さについて物理学の先人達がおおいに悩んでいたことを知るべきです。相性の悪さの真の原因を喝破し物理像の一大変革を行ったのがアインシュタインです。電磁気学と力学の双方における相対性が見事に調和するようになったのでした。

ええとまずお断りしておきます。私はアンチ相対論学派のトンデモではありません。このぐらい前置きしておけば良いのかな?

相対論的量子論に詳しい科学者(つまり物理のプロ)が書いた解説を今日読んで知ったのですが。凄く驚いたのですよ。驚かないでね。

双子の片割れをロケットか何かで準光速で旅行してもらって帰ってきたときに、双子の年齢が違っちゃっているというウラシマ効果なんですが。

晩年のアインシュタインウラシマ効果を否定していたらしいのですよ。上の物理のプロがそのように仰っていました。あまり知られていない事実だとも。但し双子のパラドックスについて、片方が片方よりも若いなんてことを否定したらしいのですが。

かなりの衝撃なのでわたくし、只今知恵熱を出しております。

なお、トンデモな人達は上記をもって、「だから相対論はやっぱり間違っている、産みの親のアインシュタインですらそれを裏打ちした。」などと言わないように。

ウラシマ効果の逆理周辺

知恵熱を出しながら悩んだわけですが、結局自分の信じているところを再確認したところ、以下のページに書いてあることが真っ当だなぁという感想です。

ところで上記ページ周辺をウロウロしている時に偶然にも区体論の南堂さんが量子力学の再解釈から相対論について述べているのを発見、全然わからなかったです。それでも平気ですけれど。なんですか虚のエーテルって。