カラーユニバーサルデザイン志向

正常/異常の区別・差別の意識を脱却しつつ、バリアフリーの立場から全ての遺伝的多型の者に対し、色覚面でのユニバーサルデザインを工夫することが求められることと思われます。具体的には工夫された配色を元にどのタイプの色覚の人も確実に見分けられるようなカラーデザイン構成を行うことが求められます。ここで難しいことがあります。おのおのの色覚の多型タイプに属する人達にとって「特定の色と特定の色の区別がつきにくい」という現象が異なってくること、また白内障緑内障、糖尿病性網膜症、網膜色素変性症などの病気にかかることでもまた、「区別がつきにくい」現象が異なってくることなどが、バリアフリー対策を難しくしています。Webサイトのカラーデザイン上、複数の色を使いたい場合になるべく混同しない色を選び出す作業というのは困難を極める作業なのです。
私こと星屑|スターダストは、一般色覚者です。小学校1年生の時に多種類の複雑な模様の色合いのカードをみせられて「何が見える?」と色覚検査で聞かれたときの答えが教科書通りでなかったらしく色弱である可能性ありと言われたことがあります。数回検査を受けましたが親には内緒だったような記憶があります。(実際には数字やひらがなカタカナの文字が読めなかったお子様、あるいは船の形を認識しないお子様などであったようです。病弱で幼稚園に行っていませんでしたので検査ではちょっと不利だったかな?)そのこともあって色覚に関するバリアフリーには特別な想いがあります。ですが具体的な作業となると二の足を踏んでいるような状況です。いったいどうすれば良いのだろう?ということなのですね。