漢書西域伝ならオッケー、一日四十里ほど?

漢書西域伝ならば、ほぼ確実に陳寿は参照しているはずです。ですので、漢書西域伝から、陸行の一日が何里にあたるのかを計算できたほうが良いでしょう。 精緻に調べきったわけではないのですが、私が検算したところ、部分的に以下のようなことがわかりました。
西域にある「精絶国」と「戎盧國」との間は、道が険しいのですが、百六十五里あり、これを歩いて四日かかるとしています。つまり、陸行一日は概算で陸行四十里の換算となります。
また、街道沿いなど歩きやすいところでは一日あたり百里を軽く超えるようです。
ほかに、馬で走った場合はどうかなど、漢書西域伝は里程を考えるための資料の宝庫のようです。もう少し詳しく調べたいところです。