グーチョキパーで進む、あのゲーム

ゲーム

私が雪国の小学生のころ、廊下や階段でみんなで遊んだゲーム。冬ってやることないんだよねぇ。ジャンケンをして勝った者が、その勝ち方によって決められた歩数分、歩く。これを繰り返し、先にゴールラインに達した者が優勝。ただし、ゴールラインは十分に遠いものとします。
歩数の決定は以下の通り。

  • グーで勝ち:「グ・リ・コ」と言いながら3歩
  • チョキで勝ち:「チョ・コ・レ・イ・ト」で5歩
  • パーで勝ち:「パ・イ・ナ・ツ・プ・ル」で6歩
小学生だから身長や筋力がまちまちなので割りと常勝している仲間もいたような気がします。一歩あたりの距離がくそながい奴とか。まぁそれでもみんな笑って許していたけど。懸命に足を伸ばして汗だくになってまで勝つ奴はやっぱりそれなりにエライのでした。っていうか、女子たちに何故かモテた。

プログラム化

乱数などを用いながら、かつ、戦略を考えながら、ジャンケンの手を出力するルーチンを考えることができるかもしれませんね。そうしたルーチンを集めてコンピュータ大会を開いて勝率が高いプログラムの作成者には栄誉が与えられるというような。勝負は1対1としておけばプログラムはそれほど煩雑にはならないかもしれません。人間相手に勝負できるプログラムでも可。

いつも遊んでやる小学生の姪っ子がいるので

あとで実際にプログラムを作って姪っ子と競争させてみようかしらん? 勝負にはコツがあるので、知らないでいると負けてばかりでくやしがるだろうなぁ…負けると泣くんだよなぁ、親戚ではアイツだけだ、負けず嫌いは。将来が楽しみ。

不敗ロジックの存在

雑誌「理系への数学」5月号には以上のゲームの不敗ロジックが載っています。コンピュータ大会に参加してもたぶん負けないぞみたいな。あぁ!このロジックを小学生の頃に知っていたならば、ヒーローだったのに!

※(6/14、3/14、5/14)の重みを適宜グーチョキパーに割り振り(どのようにすればよいかはここでは内緒)ランダムにジャンケンの手を出せばいいです。これで十分に大きい試行回数で得られる歩数合計の期待値は最大になります。相手がこの戦術以外のロジックで手を決めてくればこちらが勝つ期待値は相手のそれよりも大きくなります。相手がこの戦術を選んでくれば、勝負はフィフティーフィフティーになります。