石油が止まると大飢饉

ついでに思い立ったので書きます。食料自給率が4割程度の日本なのでありますが、石油などの炭化水素系資源が止まると自給率はもっと下がります、物理的に。
鍵は肥料なんです。農業で使われている窒素化合物の肥料は天然ガスや石油が原料ですからね。 代替手段は見当たらないようです。石油が止まると必然的に肥料不足となりますので収穫率は本来の半分以下になるそうです。 ということは日本の自給率は20%を切りますね、たぶん。 大飢饉ですよ。 第二次世界大戦当時よりも飢饉がもっとひどくなる。 
こうしたことをあまり考えないで国家の防衛について論じている皆さんには、もっとがんばってほしいかと。 戦争を継続できる能力なんてほとんどないんだから、日本は。 はたして1ヶ月持つのやら…軍事力についてばかり語っているといざというときに後悔しますよ。
これは輸送手段の場合と違って太陽光発電風力発電を利用しても回避不可能なテーマなんです。もちろん原発があっても駄目。 エコな人も保守な人も、肥料の問題をもっと考えて欲しいかもしれません。電力と水と空気から肥料を作れる効果的な方法を見つけないと。国策で、一刻も早く。