西北インドからのアーリア人の進入はガセ?

比較言語学(言語の進化の考察を含む)とか考古学とかDNAによる現代人類の血筋の分析とか、農業の歴史とかをすべて考え合わせると、インド古代におけるアーリア民族の西北からの侵入とかいう「リグ・ヴェーダ」だけを元にした非常に強力な定説が、もはやモタナイのだそうだ。学問の進歩ってすごいですね。ガセは滅びる。
早くても教科書の書き換えは20年ぐらい先になるのだろうけれど。印象深いことにインド・アーリア語族とかいう概念の再検討も必要だということ。たとえば想像をはばたかせれば、ヘブライ語を含むセム語族ってもともとはエチオピア起源で北上した言語で最初の中東の人は印欧語を使っていたはずとか、超オモロイ。
…たとえば輪廻転生という概念がインドで成長してきた理由についても通説の再検討が必要になってくるはずだよなぁ(明)