私が地球温暖化の元凶はCO2説に懐疑的な理由

アレコレ思い出してみると以下のふたつの書籍に大きく影響を受けたと思います。

地球温暖化―埋まってきたジグソーパズル (シリーズ・地球と人間の環境を考える) (単行本)

気候学者である伊藤公紀先生の本。トンデモ臭を感じられない良書。 二酸化炭素の影響もあるだろうけれど、太陽活動のほうが問題でむしろこちらが主因であろうという説。古気候学から得られる知見なども積極的に取り上げていくと、IPCCの提示している壮大な仮説の論拠がちょっと不確実ではないかと… 各種グラフを見るに、非常に説得的。


※正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために

北極大気圏についてライフワークとしている指導的学者である赤祖父俊一先生の著。
赤祖父先生は気候学者ではないけれども隣接する学問領域の国際的大家。そんな赤祖父先生が、古気候学による温度変化についての通説とIPCC主導の学説とが真っ向対立しているという。 豊富な古気候学の資料により、温暖化は1800年にすでに始まっており、その傾向は産業革命以後の人間活動による二酸化炭素の増大だけでは説明ができないことを示しています。 うなるような観測資料が多数出ているので勉強になります。 赤祖父先生はIPCCに対して非常に攻撃的。そこだけは読みにくいです。トンデモ臭と勘違いされるかも。ま、この本に出ている各種のグラフだけを見ていても二酸化炭素主犯説には疑問をもたざるをえません。4章だけ読んでもいいかもね。あなたも私のように転向するかもです。

両方の書籍は気候学による立場からの反論です。