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■Gmailモバイル版のメディア型がapplication/xhtml+xmlであった
- Gmailモバイル版(ログインの為のユーザ名とパスワードをPCに保存の時に…)
- http://m.gmail.com/
2ヶ月ぐらい前に調べた時にはIE6でもアクセスできたのですがねぇ。ある意味正しい方向なので支持しますが。こんな感じ。
HTTP/1.1 200 OK
Cache-control: no-cache
Pragma: no-cache
Content-Type: application/xhtml+xml; charset=utf-8
Set-Cookie: GMAIL_AT=げふんげふん; Path=/mail
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//WAPFORUM//DTD XHTML Mobile 1.0//EN" "http://www.wapforum.org/DTD/xhtml-mobile10.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">
…wapforumってなんなんですかね?(無知)
- モバイル機器向けXHTML仕様::My First HDML
- http://www001.upp.so-net.ne.jp/hdml/wap2/xhtml/spec.html
■分子進化と四色問題と
雪国の大学で物理を学ぼうと燃えていた私と某教官のエピソード。
夏でも冬でもハダシでサンダルという鉄則を守った生物学の教官が大学にいました。助手だったのかな?私は物理屋の3年生。そんな2人の行きつけの喫茶店は同じでした。2人ともカウンターが好み。
ある時、生物学教官は物理学学生にいきなりノート1を見せました。
- 教官
- これどう思う?
- 学生
- え?(初めて口きくのにコレドウオモウってなに?)
- 教官
- とある遺伝子の中のDNAの中の特定の部位の塩基配列に対して進化の中立説に基づいてマルコフ過程論を使って生物の進化の樹形図をプロットしてみたんだけど、思いのほか鳥って爬虫類なんだよね。
- 学生
- !!!
- 教官
- 確か君って、確率過程をアルバイトでしてたよね?だったら無限次元での確率過程をシミュレートすることって簡単だよね?
- 学生
- (なんで知ってるの?ヒミチュなのに)!!いえ、どちらかというと不規則信号論でカルマンフィルターちっくに、そのぉあのぉ…はっきり言って株とか馬券とかそのぉ…
教官は第2第3のノートを私に見せました。
次これ。あのね?面白いんだよ。四色問題の拡張。N次元だけど。多胞体と言うか、凸多面体なんだけど。わかるよね?へこってないやつ。N次元ユークリッッド空間において任意の凸多面体で空間が充填されている時にね?最大何色で塗り分けられると思う?僕はほぼ真相に近づいたと思うんだ。N次元だから幾何学的には同じだよね?発泡スチロールの塗り分けの問題だよ?
ノート2冊分にはギッシリと教官なりの証明が。追えるわけもなし。取っ手がついている場合をいかにして禁ずるか…。学生とは言え、私は既に凸多面体でなければ、それは間違いだと知っていたので。例えば、3次元空間で複数の3次元の領域に充填された部分を上手に取れば、何色あっても塗り分けは不可能だと知っていたので…。でも凸多面体であればあるいは、塗り分けに足りる色の数を上から押さえることが出来るのかもしれない…そんなことを思いつつ。
教官曰く、「トポロジーって意外と限定された状況での研究って進んでいないんだよねぇ。」と。そう言ったまま教官は硬直して宙を見つめて。私との会話を一切忘れておしまいになったのでした。「3次元なら凸多面体で5色で足りるんだよね。これが進化の樹形図と関わりがあるんだよね。本来N次元の樹形図を印刷する為だけの為に2次元への射影しなくてはいけない、その方法に効率的な方法があることを示しているのだから。」
私はその夜の出来事の一切を忘れることにしました。トラウマになっていますがそれがなにか?…サンダルの素足がシモヤケで真っ赤になっていてもアールグレイの香りの方をこよなく尊ぶ某生物学出世しない系教官のおはなしでした。
※なお、私の理解が正しければ、3次元空間を凸多胞体で充填した時に、塗り分けに最低でも7色は必要な地図を作成することが出来ます。さっき風呂の中で考えていたら8色が必要な地図もありそうです。某生物学教官は5色で充分だと言っていましたから、間違っているとは思います。3次元を凸多胞体で充填した時に、いかなる地図に対しても8色で充分かどうかは私にはわかりません。