たばこの煙にはいっている鉄分が肺がんのキッカケらしい

アスベストが肺の悪性腫瘍の原因となることは知られていたけれどもその理由が従来不明であったらしいですね。ところが最近わかっちゃったらしい…その原因は通常の肺がんにも適用できるとのことで、しかもタバコが悪さすることの具体的な作用までわかっちゃっているらしいです。へぇ。
たばこを吸うと鉄が肺に入り肺の中でタンパク質のフェリチンが形成されます。(=含鉄タンパク小体)
肺がん患者の肺切片のフェリチンからは重金属が高濃度で検出されます。これらの重金属はフェリチンが出来上がってから吸収されたもの。蓄積されつ重金属の一例として放射性元素であるラジウムについてその濃度を調べると、海水中の濃度に比して100万倍から1000万倍の高濃度になっているとのことらしいです。うへぇ。肺内フェリチンで濃縮されるのですね。捕まえて離さない系。で、ラジウムが放出する放射能(アルファ粒子)が半永久的に私たちの肺のDNAを叩き続ける・・・DNA破壊・・・癌化・・・その癌細胞が血流に乗って別のところにもご出張。
というわけで、副流煙に含まれる鉄分は当然のように周囲の人にも迷惑なんですね、ははぁ。
なお、どうやら鉄工所の溶鉱炉付近で作業する人とかもどうやらリスクがあるみたい。うーん。
まとめ。肺内にはいるタバコの煙の鉄分が核となり作られるフェリチンにおいてラジウムが濃縮され半永久的なアルファ線体内被曝を引き起こすので細胞が癌化すると。
どうやら医学論文発表のためのスライドまでネット上にあるらしいので後でみつけたらこの日記のこの記事にAPPENDします。→みつけました。以下。