バチカンが右傾化している

かつて、ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺を疑問視する発言をした司教がいました。昨年11月にテレビインタビューで「ナチスガス室で殺された者はいない」などと発言したのだそうです。この司教は表向きには別件で破門されました。超保守的なこの司教の考えがバチカンと相容れなかったからだとされているように思われます。
しかし現法王は今年1月にこの司教の破門を解除したそうです。前法王ならありえないことと考えられますが、さすがはイニシエの異端審問庁出身の前時代的保守派の法王ベネディクト16世、ガッチリやってくれちゃいました。
第二次大戦当時、全体主義政権への暗黙の支持を貫いたカトリックの…あの亡霊がよみがえってきそうでイヤ〜ん。