黒人を食べた古代中国人

邪馬台国がどこにあったのかなぁと妄想するために、倭人伝関連の中国の資料をみていて驚いたことがあります。梁書において食人が記載されていたのでした。

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其南有侏儒國、人長三四尺、又南黒齒國、裸國、去倭四千餘里、船行可一年至。又西南萬里有海人、身黒眼白、裸而醜。其肉美、行者或射而食之。

其南有の其は倭のことです。海人が倭の西南にいるのでして、身は黒く目が白いのだそうで。身が黒い人をみかけると確かに目が白いなぁと感想を持つ私です。海人は裸なのだそうで醜いとのこと。まぁまぁ、いわゆる偏見ですね。で、驚くべきことに、海人の肉は美味いと書いてあります。海人の住んでいるところに(わざわざ)行く人の中には、海人を弓で射殺して食らってしまう者もいるのだと書いてあります。

なさけないものですねぇ、人間という生物種は。