雑談2

seasurfersMLにおける「データの扱いに関する原則」スレが短時間に盛り上がっていて興味深い。 皆さんの応答が速いということは、日頃から考えるべき問題点についての考察の蓄積があるからであって、尊敬すべき素晴らしいことであると思う。 ただ、メタな話で恐縮だし本筋からははずれてしまうのでMLでは発言しなかったものの、不遜ながら以下の点に危惧を感じる。
ソフトウェアは多くの人間が共同作業で作るものであるし、そのソフトウェアをセキュなどの意味で監査する側も複数の人間の共同作業で行うことがあるだろう、バージョンアップにあたって当初作成した人間とは異なる人間集団がかかわることもあるだろう。 だから、できるだけ単純なコーディング規則の集合が実際の現場では求められているはずだと思う。 複数のデータが処理系に与えられた場合、別途定められた原則に従ってコーディング上ではソースの一箇所で集中管理し、ソース上のその場所は誰しもがすぐに思いつく定石となっているべきなのかなと思ったり。 もちろんこんなに単純にはいかないのだ。これこれのタイプのデータ群は、いつどこでどのようにしてチェックすべしといった…タイミングに関する【複数の規則】の集合になっているのではないかと思うのだ。このルールが定石としては存在していないために、ソフトウェア製造における安全性に陰をさしているのではないかと思うのだ。データの取り扱いに関する原則は、実際にはプロダクト製造上の、単純な規則の集合体になっていて誰しもがその基準について熟知しているべきなのであろう。
以上はメタな話であり、MLにおいて発生している論議からははずれているので発言はしなかったのだが、なんとなく気になるところではある。