量子の夢
最近見た夢の中でヒゲがはえて杖をもっているブラフマン爺さんが私に語った言葉が面白かったです。
- ブラフマン師匠
- ・・・というわけで、4つの座標軸とは別に、その他のいくつもの座標軸があって、その他の座標軸が見えないほど小さく畳み込まれているという考えは、逆転する必要があるのじゃ。
- 私(どうも弟子らしい)
- …???
- ブラフマン
- 飲み込みが悪いのか?その他の座標軸が特別なんじゃない、特別なのは、時間軸と、縦横高さの3つの軸じゃ。
- 私
- ????師匠、と言いますと?
- ブラフマン
- フェルミ座標とボース座標じゃよ。お前が直観で存在していると知っているのはフェルミ座標じゃ。その他の座標軸はみな、ボース座標じゃ。
- 私
- えええええぇぇぇ??
- ブラフマン
- フェルミ座標上ではパウリの排他原理のようなものが働くでのぉ。いっぱい詰めれば次々に座標が埋まっていくのじゃ。ボース座標ではの、凝集縮退するよってになぁ、
- 私
- 例えば、電子の電荷は…
- ブラフマン
- それそれ。それじゃよ。
- 私
- !!!!!!
- ブラフマン
- 内部自由度なんちゅう変な概念は捨て去るのじゃ。そんなものはない。自由度だけがある。
- 私
- 私が歩いて行けるのは外部の自由度でもなんでもなくて…ただの自由度だったのですね?
- ブラフマン
- では宿題じゃ。えんたぐるめんと、もしくは絡み合いについて考えてくるのじゃ。
…目覚めてからちょっと考えて素敵な気分になりました。絵が書けたからです。とある特定のボース座標上では同一の値を持つので、その意味での距離はゼロ。スピードは無意味です。これが絡み合いの源泉。一方、フェルミ座標では遠距離かもしれません。フェルミ座標で観測系を記述したときに確かに情報の伝達速度は光速を超えませんし、絡み合いを使っても光速を超える情報伝達は出来ません。