メロディー検索:Musipediaは素晴らしい。

メロディー検索:メロディーだけ憶えてるんだけどあの曲なんだっけ?

毎年クリスマスの頃に街角に流れるあの曲、好きなんだけど誰の曲?題名はなんだろう?気になったりしませんか。そんな時にあなたを助けてくれるかも知れないメロディー検索があります。これは素晴らしい。その名もMusipedia。The Open Music Encyclopedia を名乗っています。かっちょいい。ほぼ30,000曲を網羅です。

実際にやってみよう:検索の前に簡単な準備

まずメロディーの一部分だけで良いので思い出します。アバウトでかまいません、おのおのの音の上がり下がりがどんな感じなのかを思い出します。ここでは、クリスマスになるとよく聞くことができるメロディーの一部を例にあげてみましょう。最初の音と次の音を比べてみると音が上がります。高音になります。2番目と3番目でも高くなります。3番目と4番目を比べても高くなります。《…どうか難しく考えないで下さい。私の頭の中にあるメロディーなのですから文字で読んでもサッパリなことは当たり前です。あなたはあなたのメロディーで音が高くなったり低くなったりすることを思い出せば良いのです。口笛や鼻歌程度で充分です。…》例題を続けましょう。5番目では音が低くなり6番目ではさらに低くなります。そして、7番目は前の音と同じです。さらに3回続いて音が高くなり、11番目の音は低くなります…。このようにアバウトで構いませんから音の上下の動きを書き出してみます。ここでポイントがあります。前の音と次の音とを比べて高ければ「U」(=up)、低ければ「D」(=down)、同じ高さの音ならば「R」(=repeat)という記号を使うことにしましょう。今の例題では次のようになります。2番目の音の上下から書き出していますので1番目の音については書かなくて良いことにご注意を。

UUUDDRUUUD

五線譜で楽譜を書くよりもはるかに簡単ですよね?これがメロディー検索の検索キーになるのです。実は私が思い描いていた曲の出だしの楽譜は以下のようなものだったのです。こんなに綺麗に書けなくとも、UUUDDRUUUDだけで良いのですからラクチンですね。

メロディー検索の例題の楽譜。UUUDDRUUUDとなっている。

実際にやってみよう:さあ検索するぞ

調べたいメロディー、UUUDDRUUUDをひっさげ、勇躍、検索画面にチャレンジします。Musipedia: Melody Search は以下のURLにあります。

Musipedia: Melody Search
http://musipedia.org/search.0.html…Clickすると別ウインドウで開くかもしれません。

検索キーのUUUDDRUUUDを、Melodic Contour 欄に入力します。Restrict the search to these categories:欄は、曲のジャンルがわかっていればチェックして検索範囲を制限するものです。今回はポピュラーのクリスマスソングっぽいので Popular にチェックを入れておきます。そしてsearchボタンを押します。

これだけで済んでしまいます。なんと簡単なのでしょう。

実際にやってみよう:検索結果画面

検索結果として、曲の候補の一覧が出てきます。楽譜や、作者、曲名、該当部分の歌詞などがあわせて表示されます。現時点では上の検索では、2個の「exact matches found」(バッチリあってるだろ?)と、その他類似候補が「Also possible:」として表示されると思います。試してみましたが検索キーがある程度アバウトでも知りたい曲が上位候補に出てくることに驚きました。

2個の「exact matches found」のうち、歌詞の部分を見て思い出しました。そうそう、そういえば街角で聞いた時にはAnd so this is Christmas And what have you done?と歌っていたのです…これに間違いありません。楽譜を見てもそのようです。John LennonのHappy Xmas (war is over)だったのですね!

…本当は私はレノンのファンでして、Happy Xmas (war is over) は毎年涙を流しながら聞くのです。…例題のストーリーは実話ではありません。

プラグインまであるらしい?

Firefox Plugin や IE Search Bar もあるらしいので…どうしてもお好きな方はどうぞ。ちょっと重いしセキュリティ上もお勧めはしませんけれど。

Happy Xmas (War Is Over) - Imagine - 祈る心を忘れずに

Happy Xmas (War Is Over)

御存知、レノンの名曲です。歌詞が泣かせます。宮 寿陵さんによる和訳とエッセイ、音楽関係の豊富な資料が以下にあります。

And so this is Xmas 
For weak and for strong 
For rich and the poor ones 
The world is so wrong 
And so happy Xmas 
For black and for white 
For yellow and red ones 
Let's stop all the fight 

そして今日はクリスマス  (War is over)
弱い人も強い人も  (If you want it)
金持ちも貧しき人も  (War is over)
世界はとても間違ってる  (Now)
そして今日はクリスマス  (War is over)
黒人も白人も  (If you want it)
黄色人種も赤色人種も  (War is over)
やめようよ あらゆる争いを  (Now)

ハーレムの子供達の(War is over)(If you want it)と重ねて歌う声にレノンの願いも込められていて…そして私も目頭を熱くしながら聴くのです。

Imagine

やはりレノンの名曲。私が好きな和訳は、どなたかの(放置されている)サイトの断片のページのFlashで読むことが出来ます。以下。

…いろいろな訳がありますけれどね…

歌詞の最後は例えばこうなるかもしれません。泣きたくなりますね、私は。

僕を夢想家だと思うかい
けれど僕だけじゃないんだ
いつの日か きみも僕らに加われば
この世界はひとつになるんだ

そうそう、英語力がないので前から気になってはいたのですけれど。

Imagine there's no countries
It isn't hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people
Living life in peace

レノンはどのような気持ちでいたのかなあと。普通に訳してしまうと、And no religion too は、Imagine there's no countriesの対になるのでしょうね。Imagine there's no religion .... 私の気持ちとしては…その前段にある、Nothing to kill or die forの方が結びつきは強いと思うのです。つまり、No religion to kill or die for なのではないかと。「殺したり死んだりする理由は無い、どんな宗教のためにもだ」という。現代を振り返ってもレノンの時代でも…

雲の上にあるような天国、レノンは御伽話や神話の天国を否定してみせます。この世界こそが天国であるべきだからです。

…こんな左脳を働かしても駄目ですね。理屈ではないのですね、イマジンは。ただ世を嘆き、それでも絶望せずに進む歌なんですねえ。

アメリカでは戦争が近づくたびに放送禁止になる名曲イマジン。悔しいですね。戦争受益者=権力者にみんな目隠しされているのですよ。歌い継げイマジンを。

祈る心を忘れずに

Imagine no possessions
I wonder if you can
No need for greed or hunger
A brotherhood of man
Imagine all the people
Sharing all the world

今日よりも明日、明日よりも明後日。進んでいくんです。祈りたいと思います。

「メールアドレス流出に便乗してフィッシング発生」の後始末がダメダメな件について

スラッシュドットジャパン該当記事

接収済みのフィッシングサイトの跡地(.net)がダメダメ

元のフィッシングサイト(.net)を接収して、ページ内部に本家(.com)へのframeになっているのですね。ばけらさんが素晴らしい画像をえび日記に貼っておいででしたので下記に。ばけらさんちに直リンなのでそのうちに対処します。対処しました。

フレームだとダメダメだという理由を端的に示した画像

そりゃそうですよねぇ…私は確認したことはないのですが確かPOPUP回避を無効化しての自動化も出来るはずでは?そうか、その場合タイトルバーがちょっと変になりますか。でもアドレスバーはしっかりとしたものですからね。騙されちゃいますよ、普通。(あ、タイトルバーすら誤魔化せるサイトに心当たりがあります。見ないでおきましょう。精神衛生に悪いですから。)それにしてもフレームねえ…

フレームインジェクションを防止する

Internet Explorer Frame Injection Vulnerability
http://secunia.com/advisories/11966/

フレームインジェクションへの私達ユーザの自衛策としては、ツールメニュー/インターネットオプション/セキュリティタブ/各ゾーンごとのレベルのカストマイズ(セキュリティの設定)/異なるドメイン間のサブフレームの移動/を無効、(ないしダイアログの表示)でしょうか。以下に図解を。大サービス。

余談ですがちょぴっとだけ信頼してもいいよゾーンというのが最近本当に欲しくてたまりません。やはり信頼済みサイトゾーンはhttps:だけで行きたいので。ちょっとクッキーのサードパーティーがらみで困ることがあるんですよ。調べ中ですが良くわかりません。