月を見上げて思う

賢い人とは、自分の心を
コントロールしている人であり、
愚かな人とは逆に
それにコントロールされている人である。
私達が、真に大切な人生の教訓を
しっかりと学べるのは、優しく、清らかで、
幸せな人間になる、過程においてである。 

常に穏やかな心を保ち、清らかで優しい思考のみをめぐらし、どんな状況のもとでも常にしあわせを感じていられること・・・・・・そんな祝福された状況を手にすることは、すべての人間の願いであるはずだ。

そして、この世界全体の苦悩を和らげたいと考えている人々は、特別その思いが強くてしかるべきである。

なぜならば、自分自身の不親切、不道徳、不幸せを超越できないかぎり、哲学や神学理論その他をいくら説いて歩いても、この世界をより幸せな場所にすることなど、誰にも、絶対できないからだ。

不親切、不道徳、不幸せとともに毎日を生きている人間は、この世界全体の苦悩を増大させることに、毎日手を貸している人間である。一方、常に善意とともに生き、幸せから片時も離れないでいる人間は、この世界全体の幸せを増大させることに毎日手を貸している。これは、どんな宗教を信じていようと、あるいは、また、信じていまいと、そんなこととは何の関係もないことである。

優しく、清らかで、幸せな人間となるための方法を学んでいない人間は、他の知識をどんなにたくさん持っていようと、また、聖書や仏典の文字にいくらなじんでいようと、ほとんど何も学んでいないに等しい。なぜならば、私達が、真に大切な人生の教訓をしっかりと学べるのは、優しく、清らかで、幸せな人間になる過程においてであるからだ。

外部からのいかなる敵意に接していようと、常に穏やかな気持ちで親切に振舞うことのできる人間は、それによって、自分が自分の自我をしっかりと統治している魂であること、知恵の所持者であること、《真理》の理解者であることを、如実に表明していることになる。

優しく、清らかで、幸せな人間は、成熟した経験と知恵の果実であり、ただ生きているだけで、周囲の人間に素晴らしい影響を及ぼしている。彼の周囲には、常に、人々の心を和ませ、ひいてはこの世界の幸せにも貢献する、清らかな芳香が漂っている。

そして、真の人間らしさの威厳とともに、優しく、幸せに生きたいと願う人間の誰もが、そうすることを決意することで、いまのこのときから、そのための作業を開始できる。

真の純粋な幸せは、人間の心のもっともあるべき状態であり、すべての人間が、清らかに、非利己的に生きることで、それを手にできる。

生きるものすべてに、善意をむけることだ。
不親切な心、貪欲、怒りを死なせることだ。
そうすれば、あなたがたの人生は、 
あなたがたを優しく包むそよ風のようになるだろう。

もし、あなたにこれができないとしたら、不安と不幸せがあなたのもとを離れることは永遠にないだろう。しかし、信念と清い願望と決意さえあったならば、これはあなたにとって決して困難なことではない。近い将来、あなたはこれを見事になし遂げ、真の幸せに包まれることだろう。

失望、短気、不安、不平、非難といったものは、どれもが思考の害毒であり、心の病である。これらは、誤った心の状態を示唆するものであり、これらを患っている人々に、これまでの考え方や行動を改善するよう、強く、促している。

この世界にはたくさんの罪と苦悩が存在する。そしてそれは、この世界がいま、私達の愛と思いやりをたっぷりと必要としていることを意味している。この世界は、もはや、いかなる苦悩も必要としていない。すでに、苦悩は十分すぎるほどに存在しているからである。この世界が必要としているものは、私たちの苦悩ではなく、私たちの喜びであり、幸せなのである。それらはいま、あまりにも少ししか存在していない。

私たちがこの世界に与えることのできる最も価値のあるものは、活力に満ちた、美しい人格である。もしこれがなくなれば、他のすべてが輝きを失ってしまうだろう。気高く美しい人格は、群を抜いて、圧倒的に価値のあるものであり、いかなるものにも打倒されることなく、あらゆる喜びと幸せを内側に収めている。

嘆くな。悲しむな。
他人を拒絶しながら自分自身を浪費することも
他人の悪に吠えかかることもしてはならない。
そうではなく、善いことの美しさを歌うのだ。
以上の引用は全てジェームズ・アレンの言葉からです。

DAC's Collection Of Texts

DACさんのおNEWなサイトのページ、Texts - DAC's Collection Of Textsは参考になります。まだ出来立てのようですが近い将来にはもっともっと便利になりそうです。Microsoft製品をターゲットにした脆弱性検知製品を、実際の使用体験も加味してまとめてある模様。

現時点の内容は以下のような感じ。各見出しからリンクされている豊富な記事群は全部拝読しておきたいところです。また、関連情報のリンクでは役に立ちそうな外部リンクが良くまとめられています。時間をかけて汗を流して作成したコンテンツに拍手。

MBSA2.0
  • MBSA2.0のインストール
  • インターフェースの説明
  • 簡単な使い方
  • 少し進んだ使い方
  • コマンドラインの使い方
  • ファイル構成
  • 関連情報
悪意のあるソフトウェアの削除ツール

Microsoft社製のマルウェア削除ツール

  • 悪意のあるソフトウェアの削除ツールのダウンロード
  • 悪意のあるソフトウェアの削除ツールの簡単な使い方
  • 悪意のあるソフトウェアの削除ツールの動作プロセス
  • 悪意のあるソフトウェアの削除ツールのコマンドラインの使い方
  • Malicious Software Encyclopedia(悪意のあるソフトウェア百貨辞典)サイト
  • 悪意のあるソフトウェアの削除ツール関連情報
Enterprise Update Scanning Tool
  • Enterprise Update Scanning Toolのインストール
  • 簡単な使い方
  • 関連情報
特定脆弱性スキャンツール

管理者が自分の管理するネットワークに接続する複数の機器に対し、特定の脆弱性有無を確認するためのツール。(非Microsoft社製だが重宝する)

以上はTexts - DAC's Collection Of Textsより引用。

こういうまとまった記事は本当に役に立ちます。…既にOpenmyaML等で紹介されているのですか?こういうのはバンバンと!陰ながら私も応援。

idea:6077-Exifからサムネイルを削除してはてなフォトライフの容量節約

id:Jehoshaphatさんが提案している、「idea:6077-Exifからサムネイルを削除してフォトライフの容量節約」の件は意外と重要で急ぐべき課題です。

id:Jehoshaphatさんご自身による提案の詳細には、詳しい説明もさることながら、Exif情報周辺の面白いツールも紹介されていますし、一度はお読みいただければと思います。

idea:6077は、はてなサイドへの提案になっています。実際にはてなサイドで検討を始めているようですが、ちょっと急いでもらったほうが良いかと思いまして、こうして書いております。というのは、効果が単にサーバの容量節約だけではないからです。セキュリティ上の問題がありますので至急対応されたし、ということになります。

idea:6077では、オプションでサムネイル情報の削除が出来るように、という主旨だろうと思われますが、セキュリティー上の問題もあるので、むしろ、既定値ではサムネイル情報をカット。オプションで個人判断のもとサムネイルを付けたままも可、ぐらいで良いのではないでしょうか。私見ですが、個人の情報を守る立場から、サムネイルカットは強制でも良いぐらいです。

現時点の仕様で問題と思われる部分を簡単に。

デジカメでプライベートな写真を撮影します。この時点で画像本体とサムネイルがデジタルデータになります。その後、はてなフォトライフにアップしようと考えたけれども、その前にちょっと具合の悪いものも映っているので画像処理ソフトで編集します。自分の家の表札や隣に映っている親戚の子とかの顔が見えないようにトリミングしたり、一部マスキングしたり、ぼやかしたり。いい感じで出来上がった画像をはてなフォトライフにアップして、日記でも紹介して評判がよく…やがて個人情報が漏れてしまいました。表札から家族構成がわかってしまったり住所がわかってしまったり隣の子の肖像権が侵害されたり大変なことになりました。サムネイルにしっかり撮影時の情報が残っていたからです。

画像編集ソフトによってはサムネイルは編集せずに画像本体しか更新されないものがあります。そのような編集ソフトはむしろ多数派かも知れないのですが私には実態がわかりません。…実際のところセキュリティー上では問題だということで西洋のセキュリティー系のカンファレンスでデモンストレーションされたことがあります。サムネイルが撮影時の情報を保持したままである可能性がある、ということは危険です。

ということでidea:6077は急ぎなのです。(実は私、はてなに類例で脆弱性つぶしを依頼して実装されたことがありますので、はてな運営者サイドは充分に画像ファイルの内部構造についての知見があるものと思っておりました。フォトライフのサービス開始の時点では私はホゥルの有無については安心していましたので未チェックだったのです。…私自身、画像をアップするつもりはなかったので切実な自分自身の問題であるとも思っていませんでした。実際には細かい仕様面が私にはわかっていなかったということになります。ちょっと失敗&反省。)

とは言えども…これって「はてな脆弱性」ではないのですよね。…個人情報を預かる立場ですから、変なことが起きないうちに、お願いします。>はてな殿。

参考文献

上記36ページあたりから、実際の事件と、その技術的分析、さらにデモンストレーションと続きます。

Improvements in Windows XP SP2: How Internet Explorer is safer under the hood in XP SP2

さきほどみつけました。Improvements in Windows XP SP2: How Internet Explorer is safer under the hood in XP SP2というコラムがMicrosoft社の公式サイトにのっています。記事作成は2005年9月22日です。最近ですよね。コラムの表題中に含まれるImprovementって改良という意味です。under the hood in XP SP2はよくわかりませんが、恐らく「下(もと)での」ぐらいで当たらずとも遠からずと思います。すると表題は「Windows XP SP2 の改良点:XP SP2 の下では Internet Explorer は、如何にして、より安全になったか」というぐらいの意味でしょう。記事中にはIE7に関する記述もありますから、2005年9月22日発表のコラムで間違いがありません。まぁ今の時期ですから XP SP2 を振り返っておくのも良いかも知れません。

この記事の作者は、Blog、Spyware Sucks(=クソ食らえスパイウェアぐらいの意味。俺の●●でもしゃぶりやがれという言葉らしい) を書いている人でもあります。ちなみにMVPですね。

という動機で、Improvements in Windows XP SP2: How Internet Explorer is safer under the hood in XP SP2を期待して読んだのですが唖然としました。徹頭徹尾、XP SP2 で IE6 を如何にしてヨワヨワに出来るのかの、誰にでも出来る具体的な方法の説明なのです。詳しくない読者が記事を鵜呑みにしたらあまり宜しくないかと思われます。

Microsoftの公式サイトのコラムなのですから、このような記事はキチンとわかる誰かが査読ぐらいしていただきたいと思います。

このような場合、私は記事の筆者を裁きません。いつもいつも会社なり組織そのものの体制を訝ります。今回のケースでは「あほう」と言える査読者を用意していないのだなと感じます。Microsoft社よ、シッカリしろ頑張れ、としか言えません。

関数列の一様収束

関数列の一様収束の概念の把握の為に多くの教科書では、連続関数の関数列の点収束の極限が連続でない例を提示しています。しかしながら本当にそれだけで関数列の一様収束の概念が把握できたことになるのでしょうか。

むしろ以下のような例題の方が教育的ではないでしょうか?

連続関数の関数列が点収束で連続関数になるが一様収束していない。

こんなものはいくらでも初等的に用意できるのであって。高校生にもわかろうというもの。

リーマン積分を学習する時には一様収束の概念はしっかりと腹に落ちていなければならないはずですし、リーマン積分の限界を知ってなおかつルベーグ積分を学習しないと本当のところは物理学での統計力学とか量子力学とかでわかった気がしなくて不安でしょうがないだろうにと思います。

本日の日記でこの項だけは酒飲んで書いています。ごめんなさい。

教科書の例題だけでは一様収束の概念がわからない、気持ち悪いと言ってきた数学科の後輩に教室の黒板で上記のような例題を書いてあげたことがあります。一発でわかってくれました。彼の表情はとてもスッキリしていた様子でした。

今さっき巡回していて偶然に知ったのですが、彼は、とある大学で数学の教授になっていました。なんとまぁ、ハイゼンベルグ不確定性原理の数学的基礎付けを研究しているらしいです。いいですねぇ。なにかわかったら教えてね♪>後輩殿。つうか説明されてもわからない恐れがたぶんにありますですが。なんで双対性が関係あるのだ?・・・それにしてもお懐かしい…祝杯をあげましょうぞ。

なお念のため申し添えておきおますが私は数学科ではありませんでした。そうですねぇ、教科書に書いてあった、稠密の概念の反対側で『疎』な集合、というのにチャレンジしたものの概念がわかった気になれず、数学の才能はないものと断念した思い出があります。