忘れてましたよヤバイなぁ

某OS周辺の既定で仕込まれている実装に関するほんまもんの脆弱性を2004年04月に某OSのセキュリティー関連窓口のメールアドレスに報告メールを出していたのですが、私、アホですからすっかりそのことを忘れていました。やべぇ。窓口からは「なしのつぶて」だったのでしばらくのあいだ半分悲しく半分怒っていたのですが年月が癒してくれていてすっかり忘れているハメに。やべぇ。

IPAさんに、またもやお世話になりたいと思います。結果は最大9ヵ月後くらいなのかな?もっとも同OSを使っている全てのサーバが脆弱というわけではないので(むしろ少数派だと思うので)危険はほとんどないのですけどね。っていうか今テスト環境ないなぁ・・・

IPAから取り扱い終了キタコレ

本当に仕様だったのかぁ。どう仕様もないなぁ。もう少し考えてからに仕様。なんでもかんでも仕様仕様で逃げちゃうのかなぁ。悩ましいぞよ。

拝火教

拝火教という名前のついた世界的宗教があります。世界最古の一神教かも知れません。普通はゾロアスター教とか言われるのかな?たぶん教徒達はザラスシュトラ教と言ってもらいたいのではないかと思いますけれど。ニーチェが借りた名前ツラトストラはザラスシュトラのこと。ニーチェ哲学とザラスシュトラの教えは全くもって無関係っぽいのですがねぇ。

昨日本を探しに行ったらゾロアスター教の書物がありましてパラパラとめくったら非常に印象深いことに出会いました。ネット上やら教科書上やらで今まで私が知っていたゾロアスター教って、全然、開祖ザラスシュトラの教えと違うじゃんっ!!っていうことですね。これはビックリ。開祖の教えは一神教なのですよ、はい。

一般の常識ではゾロアスター教と言うのは「善悪ニ神の闘争」みたいな感じでしょうか。善神が光であり悪神が闇であるという。これ、開祖ザラスシュトラはそんなことちっとも言っていないような感じなのですけれど(汗)。それにザラスシュトラって、儀式とか戒律とか礼拝の形式とか全然無視しちゃう宗教改革の人だったのね。すんげぇ現代的なの。人は只、内的な良心に従って生きること、それが信仰であり、唯一の神へ従う只ひとつの道であるらしい。もっとも、良心があるだけでは駄目駄目で、社会の弱者、貧者、病気の人、老人、子供を慈しむことが求められているのですが。行動する良心ってやつですか?でね、寺院は確かにあるのですけど、信者が定期的に集まるとか説法を聞きに行くとか全然ないらしい。(開祖が生きていた頃は特に)。一種の無教会主義みたいなもの。これ凄い。当時の常識を完全に逸脱していますね。信者は自宅で信仰を深め礼拝し、社会にうってでて信者のみならず全ての人々に善行慈愛を施すのですよ、それが戒律っていえば戒律らしいです、開祖が唱えた時点では。

ちなみに開祖の頃も現代もそうなのですが、ゾロアスター教では、物質的な現象やら偶像なんて礼拝の対象ではないとのこと。(キッパリ)。この宇宙万物を創造した唯一神のみが信仰・礼拝の対象なのでした。で、「拝火教」ってのは、もう、本当にかわいそうなレッテルなんですね。誰だよ、そんな名前を考えた奴ぅ。火なんて全然拝んでいないのですから。確かに聖なる火を大事にしています。だから遺体を焼かずに鳥葬する習慣がいつしか根付いたそうですが、どうも開祖の頃はそんなこと決め事じゃぁなかったみたい。うひゃぁ、ですよ。火は、聖なるものの象徴に過ぎないとのこと。変な喩えだけれど、お線香を上げているのを見た外国人が【拝線香教】という名前をつけたら【それちゃうやん】と思いますよね?あるいは十字架を大事にしている姿を無理解な人が見て名付けて曰く【拝十字架教】とか言ったらオオハズレなこと請け合いなわけで。そんな感じ。だからもう、私も拝火教などとは言いません、絶対に。失礼だから。

私の理解したところでは、開祖ザラスシュトラの教えは次の通り。唯一神は諸々全てを創造なさった。そして人間も創造なさった。ここが大事なんですけどね、人間には自由意志をお与えになった。うぉぉぉかっこいい神様だ。人間には大聖霊たる神の分身が宿っている。(この大聖霊は後の時代に神格化されてしまった。)そして自由意志もお与えになった。ところが人間は自由意志を持つが故に、悪い心をも持つようになった。(この悪い心も後の時代に神格化されてしまった。)まぁ、早い話。創造神は悪など作らなかったというわけ。で、自由意志を否定したり憎むのではなく、自由意志をもって内なる善に従いつつ家族や社会に慈愛の貢献をする生活を歩むこと、これが信仰なのですね。以上が私がパラパラ立ち読みして理解したところの開祖ザラスシュトラの教えです。

開祖御存命の時代と地域に私が出会って生を受けていたら、かなり熱心な信者になっていた可能性が少なからずあります。当時のその地方の既存宗教からの迫害をかなり受けますがね。

部族間の抗争・戦乱。多神教の宗教の名の下に寺院から提供される特殊な薬物を摂取してハイになった闘士達が農地や牧草地を荒らしまわり下級平民達に暴虐の限りをつくしていた時代。形式的な儀式が尊ばれ神秘的な偶像に礼拝を捧げるのみの偽りの信仰の時代。神官たちは民衆を救うことなく権力維持や戦争にあけくれる時代。そんな中に開祖ザラスシュトラは、既存宗教の一切を捨て、唯一神への信仰、互いに慈愛をもって行動し助け合う善意の心のみが唯一の規範である、そんな教えを打ち立てたのです。

なんかかっこいいでしょ♪

現代のゾロアスター教がどういう形態なのか、私は良く知りませんし、ましてや開祖の頃のお話も私は知りませんが。こんなことこの場に書くべきでもないのでしょうけれど。

でもやっぱり開祖ザラスシュトラ萌えぇぇ。立ち読みして良かった。え?買えって?今ちょっとだけビンボ。いや極貧の部類かも(笑)