■たったひとつの冴えたやりかた

書店に行った。ジェイムズ・ディプトリー・ジュニア著の「たったひとつの冴えたやりかた」というSFが目に止まった。

訳者あとがきをなにげに読んだら「この小説を読みおわる前にハンカチがほしくならなかったら、あなたは人間ではない」というフレーズにぶつかったので即買い。

読後感。激しく後悔。私には泣くよりもむしろ怒りの感情が。簡単に物語の中のキャラをホゲホゲしないで欲しい、ムラムラと怒り。幸いにてしていくつかのバグがありこれを巧妙に伏線とするならば(そして私に能力があるならば)コーティリア・カナダ・キャスをハン・ルー・ハンとともに、大活躍させる物語を続編として書いてしまいたい。それこそが「たったひとつの冴えたやりかた」なのだ。鉄腕アトムを立ち上げるキッカケとなったアトム大使が全人類を救済する為に自己犠牲として太陽にツッコンでいくとか、は生理的嫌悪感がある。もうちぃと考えろ>作者達

トワイエ、お勧め。発表年度が違っていればヒューゴー賞受賞は間違いのないところ。あなたは新しいハンカチを買うべきです。そう、コーティーが大好きな宇宙船のアップリケ付きのを。