もうすぐおひな祭り(違)

■当日記のスタイルシートを改造中に困った自動生成cite要素(3)

思ったようには作業は進んでいません。どのように書くとこの環境では適切なのだろうかという踏ん切りがつかないからでしょう。

blockquote要素に仮に cite属性を付与しないならば、 blockquote要素の外側にcite要素を設ける必要があるでしょう、というのが今のところの考え方です。この cite要素はインラインな要素ですので、ブロックを形成するために適切な、たとえば p要素内にこの cite要素を記述する必要があるでしょう。冗長さをいとわなければ、この blockquote要素と cite要素を含んだ(例えば) p要素の二つのブロックのみを div要素に入れておくことがいいかも知れません。ううむ。

さて、このはてなダイアリーの環境でなくて、もっと自由な環境で私が書くとするとどうなるかというと、 blockquote要素には cite属性は必須として、さらに、 blockquote要素の外側のブロックに cite要素を書き下すことでしょう。人間にも機械にもやさしい、というやつですね。

はてなで、なぜこうしないかというと、 blockquote要素に cite属性をつけると blockquote要素内に cite要素が自動生成されてしまうからだったのでした。

今のところメジャーなブラウザは、 blockquote要素の cite属性について適切に閲覧者に情報を与えているとは思えません。将来に期待するばかりです。機械の世界の為にだけ blockquote要素の cite属性を記述するつもりはないのですが、今のところは、機械の為、という位置づけです。一方、人間の読み手に積極的に cite を提示する為には、 blockquote要素の外側に cite に関する情報を記述するわけですが、あくまで人間の大脳の認知能力に大いに期待して良い、と考えます。自然言語で読んで「あ、これが引用元なのね」と即座にわかるようにしてあればということです。極論を言うと、 cite要素なり cite属性などを使わずに引用元を記述することは、 HTML4.01 の精神から大きく逸脱しているとはいえないグレーゾーンなのではないかなぁとボンヤリ考えます。人間の読み手の読解力に負担をかけないのであれば、、ですが。いや、実は最初、そのように考えていまして、 cite属性や cite要素などはほとんど使ったことがないのです。今は、かなり迷っていますけれど。

■快速ツールチップ

ツールチップ(tooltip)は便利なので積極的に使いたいところですが明らかに快速なDHTMLによるものがあったのでメモしてきます。クロスブラウザなのかどうかは調べていません。また、HTML的にみてどうなのかも調べていません。少なくても私はヘボなので a要素の help属性については知りませんでした。ごたくはともかくも、SoulTipツールチップはかなり面白かったです。あ、おわかりかとは思いますが、DHTMLははてなでは出来ません。たぶん。

今気がつきましたが、Sophismeさんのメンテナンスフリーのポップアップのほうがはるかに素敵だったりします。

あ、これもみつけた。ありみかさとみさんの、あれこれポップアップも相当に優れていらっしゃるのですが、残念なことにナローバンドの私には非常につらいものになっています。windows98だし。あと1、2年したら「あれこれポップアップ」は最強になるのかな。サンプルページのサンプル2では腰を抜かしました。

ところで、補足 - Document Object Modelを用いる方法 -は必読かも。ポップアップなどの仕掛けが無くても、情報価値が等価であるよう常に配慮する。title属性を適切に、より柔軟に扱うのは、本来ブラウザなどのUserAgentがすべき仕事。つまり、title属性を記述することは、一過性の対処ではなく、将来に渡って有効な手段であリ得るということ。とあるのは肝に銘じなくては。といいつつ私はtitle属性をサッパリ記述していません。ちょっとメンテしよう。明日から。

うぅぅ、q要素のcite属性よ、はてなダイアリーでは、おまえまでcite要素を生み出すのか。使いずらい。今書いてみてわかったぞ。インライン要素である q要素の中にインラインな cite要素があるなぁ。こうなってくると自然言語的にもっと違う記述をして、その上でマークアップしたいなぁ。たぶん。でもどうしよう?自動生成機構不要オプションが欲しいなぁ。

■アイスターさん、営業停止処分ですか。

http://www.asahi.com/national/update/0212/006.html?2004に記事。きっと会社組織全体が歪んでいるのだろうなぁと。いろいろ悶着を重ねて起こしているけど、予測できないのかなぁ。

また、ご忠告に従い、弊社ホームページに『一部報道で弊社社長 江口忠雄 が(宿泊拒否は)「ホテル業として当然の判断」という発言を「言いすぎだった」と認めていると報じられましたが、江口はそのような事は一切申しておりません』と掲載しようと思います。

2003.12.06 抗議の学生さんへのアイスターさん秘書室長よりの返信メールより

なんとまぁ、そんな判断までしていたのですか。その判断は逆でしょう。旅館の法律では、このケースでは宿泊拒否は出来ません。したがって、「ホテル業として当然の判断」は「言いすぎだった」ではなく、「(宿泊拒否は)間違っていた、ごめんなさい」と本来言うべきなのに、「間違っていませんでした、宿泊拒否は当然だという過去の発言を言いすぎだったとは露ほども思っていません」とするのは全然、逆。変な判断ですよねぇ>秘書室長さん。ところで、こういう文書は社長決済を絶対にもらっているハズなのですがどうなのでしょう。もし貰っていなければ、室長独断がまかり通る恐ろしい会社ですよ。もし貰っていれば、社長の意思ということですよ。どっちにころんでも、、善意の従業員の皆さんまで巻き込まれて、なんだかなぁ。あんまり宗教批判したくないけど、アイスターさんは宗教団体にも縁が深いとのこと、もうちっとなんとかすべし。

処分方針が固まるまで約3カ月かかった理由について、県は(1)過去に例のない行政処分となるため、慎重になった(2)当初は「宿泊拒否は当然」という姿勢だったアイスター社が「間違いだった」と態度を変えたことから、真意がどこにあるのかを見極めようとした――と説明している。

Asahi.comの当該記事より引用。

せっかく一度は間違いだったと認めていたのに開き直ってしまってはねぇ。私はこの手の人間集団の弱さというものには非常に嫌悪感があります。社内決済の問題をさきほどつつきましたがひとつの事例でしてね、正しいことを出来なくなる、あるいは間違っていたことを訂正してリカバリが出来ない、というのは全然駄目。きちんと進歩出来るような人間の集団が好きです。

今回のことで傷ついた人はいっぱいいらっしゃると思いますが、頑張って欲しい。世間の風はまだまだ冷たいかも知れないけれども少しずつ良い方向に向かうはずです。人類はそれほど馬鹿じゃぁないはずですから。また、この旅館さんもこれを機会に頑張って欲しいなぁ。

脆弱性の発見と通報

結城浩さんのwww.textfile.org :脆弱性の発見と通報より

はてな脆弱性を見つけた方の経緯報告。非常に示唆に富む。システムの脆弱性を「発見してしまう」のは誰にでも起こりうる、という話。この方の説明はとてもわかりやすい。とありますが、御意にて。この方の説明というのはもずやまさんの日記のこと。