■当日記のスタイルシートを改造中に困った自動生成cite要素(2)

当日記の(20040204)で「当日記のスタイルシートを改造中に困った自動生成cite要素」を書きました。ちょっとだけ続きを書きます。先の日付で私が問題にしていたのは次の通りです。「 はてなダイアリーの編集において blockquote要素の cite属性に URL を記述すると、はてなダイアリーシステムが日記表示の為の HTML を出力する段になると cite属性を取り払い、 blockquote要素の内側に cite要素、さらにその内側に、 a要素を生成し、編集段階の cite属性で設定された URL は、この a要素の参照先になる。この参照先が isbn だったりすると IE では、リンク切れとなってしまうではないか。」

その後、はてなダイアリー運営者サイドに、この自動生成の仕組みを拒否できるオプションを要請したところ今すぐには無理だが次回のシステムアップグレード時点で考慮に加えたいとのことでした。私はこれを受けて当面の間、代替の記述方法を考えておこうと思った次第です。あるいはこの自動生成された記述でとりあえず我慢しておこうかなと考えていました。

本日まで時間がある時に色々調べたり考えたりしていたのですが、上に述べた、20040204時点で考えていた不都合など、全然本質的でないことに気がつきました。換言すれば、もっと不都合な点があったのに私は気がついていなかった、ということになります。リンク切れがなんぼのものぞ。マークアップということにもっと注意しなくてはいけなかったのでした。

不都合というよりも不具合ですね。 まず、blockquote要素の中身は引用元に書いてあることが記述されるべきです。はてなダイアリーの自動生成では、blockquote要素の中に、私が記述した引用元 URN がcite要素でマークアップされて挿入されてしまいます。これでは、引用元の記述に私が編集した文面がはいっていることになります。これは大変に不都合です。別の言葉で言えば仮に引用元に既に cite要素が存在していた場合、引用元筆記者が書いた cite要素なのか、私が書いた cite要素なのかが区別出来ません。

このような簡単自明な事実に気がつかなかったことは私の不明と言うべきでしょう。お恥ずかしい限りです。自動生成の結果をこのまま甘んじて受け入れておこうなどど考えるべきではありませんでした。本気になって、かわりの記述を見つけなくてはいけません。

まっさきに思いつく事は、自動生成を止めるために blockquote要素の cite属性をあきらめることです。そして、それを補う為にも、blockquote要素の外側に別のブロック、たとえば p要素などを用意し、その中でインラインな cite要素を記述すべき、となるでしょう。しかし、この記述には欠点があります。この blockquote要素と外側の cite要素とに、論理的な連携が「機械的には」存在してはいない、という点です。無論、読み手が人間であるならば意味を捕まえ、前後の脈絡を判定する素晴らしい大脳を利用することが出来ますが。そもそも、この欠点をカバーする為に blockquote要素には cite属性が付与されているというのに、使えないなんて!

はてなダイアリーによる cite要素の自動生成機構を考えついた人がどなたかはわかりませんが、恐らく読み手の大部分が WindowsIE であることからの発想でしょう。blockquote要素の cite属性 は、この変に便利過ぎるブラウザには無視されるからでしょう。そのために、 cite要素と、その中に含まれる a要素を生成することで、 WindowsIE から引用元を直ちに参照可能なようにしたかったのでしょう。しかし、この自動生成は、正しいマークアップを生成しませんでした。ここで正しいと言っているのは、 HtmlLint で罰点をもらわないという意味ではありません。文法的に正しかろうがなんだろうが意味において正しくないマークアップだと言うことです。

もずいろ 風変わりな将棋の部屋の管理人さんのもずさんのはてな日記で引用元表示のやり方という記事を拝見しました。とてもわかりやすいですね。もずさん、ありがとうございます。オフトピですがblockquote要素直下にインライン要素が出てくるのは気持ちが悪いというご指摘、ごもっともです。気がついていませんでした。私のような初心者ってのはこんなものでしょう。原理が腹に落ちれば、何日間も死ぬほど考えてやっと気持ち悪さがわかってくるなんてことはなくなるでしょう。なるといいなぁ>私。

それにしても、あの http://www.kanzaki.com では、 blockquote要素の中で引用者による cite要素が書いてある、そうでしたっけ。ふぅむ。謎です。あたしゃ神崎さんのこと神様扱いなのです。

■火星の空は赤いのかねぇどうなのよ。NASAさん教えて。

最近報道発表されている火星のカラー画像はRGBの替わりに赤外線GBで重ねられたものだったのですね。赤外線波長でとったものを赤にしたら、そりゃ駄目ではないかと思います。だからあんなに不自然な赤い空になるし、日時計のカラーチャートも本来青い部分が赤くなっていたのですねぇ。青い部分の赤外線反射を赤だと思って見ていたのですから。

NASAから公開されているカラー画像はほとんどが普通のカラー写真ではない事が確認されました。地質学的な理由で赤(L4)の変わりに赤外(L2)を使っているために色が変わってしまう。

そこで、公開されている元々のRAW画像からRGB合成し再現してみました。

上記は火星探査機のRAW画像からカラー画像を再現より引用させていただきました。

国家的なプロジェクト、いや、世界的なプロジェクトからの正規な報道発表が何ゆえこれほど不自然なものになっているのか、しかもよく調べれば各発表の断片を科学的技術的な裏づけを忘れずにきちんと拾い集めると本来の姿が浮かび上がってくるのは何ゆえなのか。かの探査機群が火星に到着し最初の探査結果を送り返し始めたその時期に何ゆえ大国はその宇宙開発方針を突如切り替えたのか。国際的な宇宙ステーションは打ち捨てられ、優秀な衛星天文台は捨てられている。かわりに一国だけで火星に行きたいなどという新方針?なにゆえその背後に国際的な石油資本・産軍共同体に支えられた「イラク侵攻で大儲けした勢力」がいるのか。推進役のスポークスマンはチェイニーだがそれは何故だ?

どんなに突飛でも、謎を解き明かす1ステップとして書きとめておく事にする。

□悲しい

このところプライベートやネット上でツライ事が重なりすぎていてとても悲しいです。【全否定】の気分ですが、乗り越えなくてはいけません。あちこちで駄文を書き連ねていますが、やむにやまれず。冷静に書くことで、悲しみを忘れたいのかもしれません。